写真展の意味

とくに学生なんかは、「写真を撮ってるなら写真展やらなきゃ。」「写真展やるならここがいっぱい人がくる」とかの理由で、なんとなくやってる人がほとんど。

目的が明確じゃない場合が多いと思うんですよね。

実際は


・自分の写真をたくさんの人に見てもらいたい。
・写真展で評論家に認められたい
・カメラマンの仕事につなげたい
・写真家としてのブランドを保ちたい
・作品製作の区切りとして

など、いろいろとあるわけです。

だから、それに応じたやり方がそれぞれあるんですね。

自分の写真をたくさんの人に見てもらいたいという人の場合は、当然自分のサイトを持つべきだし、フリッカーとかも使うべき。雑誌にも持ち込んだり、他のウェブでも。
その媒体で見てもらうっていうのもあるし、写真展の宣伝っていう意味でも。

そして評論家の人に見に来てもらいたいなら、DMに工夫が必要。
評論家のひとたちには山ほどDMが届いてるはずだから、まずは目にとまらないといけない。
あと、評論家の人たちが来る会場っていうのもあるし。

カメラマンの仕事につなげる目的なら、写真展の内容自体もそれ用になるし、DMの送り先も違うし、サンキューレターも送らないといけない。

ちなみに写真展でサンキューレターが送られてくることはほとんどない。
それに比べ、イラストレーターさんの作品展では、サンキューレターが来る割合が多い。
イラストレーターさんの場合は、作品展事態が営業の一環としている人が多いっていうのも当然あるだろうけど、仕事につながればいいなと思ってる写真撮りでも、サンキューレターを送るっていう選択肢に気が付いてすら居ない人がほとんど。

あと、DMはイラストレーターさんのは、ポストカードみたいだから、そのまま部屋に飾ったりもできてお得。
写真展のDMでも、文字情報はなるべくっていうか全部裏にまわせば、ゴミ箱直行っていうのは減らせるはず。

仕事向けの写真展内容でなくても、仕事が欲しいなら、会場にはいろんなバリエーションのブックも置くべきだし、これまでの仕事や、ブックの写真をまとめた冊子も置いて、自由に持ち帰ってもらう。
サンキューレターと一緒に送った方が経費はかからないかも。

自分が会場にずっといるなら、それとなく芳名帳にしるしをつける(学生っぽいとか社会人っぽいとか、業界人っぽいとか)のも当然ありだし、それによって冊子を送るかどうかを振り分けたり。

会場にいないなら、名刺入れは当然置く。
なんなら冊子の欲しい人は名刺を入れてくださいっていうのもできる。

自分のサイトがあることもちゃんと知らせないといけないし、自分の名前で検索したら、1位に出るようにしておかないといけない。
当然独自ドメイン。ブログも写真付き日記みたいな感じのをやってた方が良いかも。



とかって長々書いてしまいましたが、これはどれも当たり前なんだけど、誰もやってない。