写真展における芳名帳について

芳名帳への記入を求められて、「断る!」とビシッとお断りをしたのですが、ユニークに断ったつもりが気にさせてしまった様子。ということでということでもないのですが、僕の思う写真展における芳名帳について書いておこうと思いました。まず、名前だけ書く行為、これは特殊な場合以外、まったくの無意味です。特殊な場合というのは、知り合いの写真展に来たけれど、本人が不在だった場合、来たことを知らせる意味での記入です。また、自分の連絡先を相手が知っている場合は、本人がいても、来たということをメモする意味での記入もよいかと思います。
また、なんでもかんでも見た写真展に住所を書く行為、これは興味が無いのにDMを作家さんに送らせることに繋がり、非常に迷惑です。
また、知り合いでもないのに名前だけ書く行為も、非通知のワン切りみたいなものだと思います。
ということで、芳名帳とは、次回の展示のDMをぜひ送って欲しい場合に連絡先を記入するのに使うものだと思います。でもここでさらに思うのが、そこに書いた個人情報は比較的不特定多数の人が閲覧可能だということです。これは、ウェブサイトのBBSにメールアドレスを書き込むことに比べても、数百倍も危険な行為だと思います。メールアドレスであれば、迷惑メールが届くくらいで済みますが、(うちのBBSにメールアドレスを入れると、多分迷惑メールは届くようになるはずです。)個人の住所はそれ以上の危険がともないます。一人暮らしのかわいい女性の住所を調べるには、写真展会場で見張っていれば、物理的には容易に可能です。写真をやっている若い女性は、地方から東京の写真学校に通いに来ている一人暮らしの女性の場合が比較的高いと言えると思います。住所を見れば、一人暮らしっぽいかはさらに判ります。っていうか他にもいくらでも方法はあるだろうからこれがとくに危険だというわけでは無いと思いますが、個人情報を不特定多数にばらまく行為だということは知っておいた方がいいと思います。心配であれば作家本人かギャラリーの方に自分の連絡先を伝えてもらい、DM下さいとメッセージを添えればいいかと思います。

っていうか僕なんかは写真を見に行っているのであって、作家さんに会いに行っているのではないので、作家さんが会場に居ない方が落ち着いて自由に見れます。知り合いの作家さんでも、他の方と話していたり、目が会わなければ挨拶もしません。大西みつぐさんに、無礼な奴だと思われていないか心掛かりではあります。というか、何度会っても、大御所写真撮りの方たちに自分が覚えられているとは思わないのです。