写真家と収入

写真家(写真作家)は、以前(http://d.hatena.ne.jp/shunsuketamura/20060105/p1)で書いたとおり、自分の好きに写真を撮って発表する人のことです。
「写真家です。」と名乗れば、誰でも写真家なわけです。
だからと言って、一日中写真家の人はあまりいません。
それは、写真家は収入を得るのが難しいからです。
よほど気に入られる作品を撮れる、一握りの写真家しか、一日中写真家でいられないのです。
そうでない写真家は、半日コンビニの店員であったり、一日おきに警備員であったり、たまにカメラマンである人もいます。
大御所写真家でも、週に何日か学校の講師だったりします。
年中写真家なのは、アラーキーくらいじゃないでしょうか。
そして当然、写真家でいられる時間が多いほど、作品のクオリティを上げることができると思います。
写真学校では、このことを教えてくれるところはあまりありません。
作家志向の学生は、就職せずにバイトでもしながら作品を撮り続けて個展を目指す。
それが常識となっているのです。
写真のことを一日中考えられる学生のころには、自由に発表できる場であるWEBを活発に更新していても、卒業してバイトや仕事に追われ、更新が滞り、そのうちに閉鎖する人はとても多いです。
カメラマンになれば、普通に就職して仕事をするよりも少ない実働で収入を得られるからと、収入のかてとしてカメラマンを選ぶ人も多いです。
確かに一日数万円稼ぐこともできますが、膨大なエネルギーが必要です。
一生の仕事にするのであれば、自分の得意分野などを伸ばしていかなければならず、カメラマンとしての地位を確立するための時間(考える時間も含む)が多く必要になり、自分の作品をつくることよりも大事になっていきます。
自分の作品をつくらなければならないとは思いません。
いろいろとやっているうちに、他のことの方が大事になるのは当たり前で、その大事なことを中心に取り組むべきです。
それは仕事であったり、家族であったりするわけです。


あ、何言ってるのかよくわからなくなってきた。なんか偉そうだし。
何この口調。
ようするに経済的理由とかで作品をつくるのを泣く泣く諦める人が、とても多いということ。
そして僕は、この一年、ろくに作品もつくらず、どうやったらあまり働かずに収入を得られるのかをずっと勉強してきたということ。
僕にとってはこの一年は、作品をつくるよりもそういった勉強の方が大事だったというわけです。
まあ一生の問題だし。


だから何だって言われると困るんだけど、僕の知識が他の人の役に立つこともあるんじゃないだろうかということで、興味のある人は連絡ください。
ここでずらずら金儲けの話書いても、うさん臭くなりそうだし。


最近とくに迷惑メールが増えているので、見落としてしまうかもしれません。
メールくれる場合は分かりやすいように、件名に「田村」と入れてもらえると助かります。
どう返信しようかまだ考えてないので、返事は遅くなるかもしれません。
あんまり遅い場合は、届いてない可能性もあるので、また送って下さい。
あー、ねずみ講とかじゃないよ!