日食

そろそろ日食かなっていう頃合にベランダに出てみたら、ベランダに蜂が巣つくってるのを発見。
普段は蚊も殺さないのですが、ご近所さんが刺されたら大変なので、日食の時間はちょうど蜂と死闘をくりひろげていたので、うちから日食が見えたのかどうかも知りません。
スプレー的なので働き蜂を倒し、蜂の巣をもぎとり、「ごめんよ。」と、うごめく幼虫を巣ごとつぶし、しばらくしてポツリポツリと帰ってくる働き蜂を一匹ずつやっつけました。
昨日は、大きなゴキブリを、彼女に気づかれないように退治。
おすだけベープとシャンプーと食器用洗剤で。

今日は、羽化に失敗したセミをみつけて、切ない気分です。

高橋宗正 “写真集de焼肉プロジェクト”

友人のムネマサが、12月に写真集を赤々舎ってところから出す予定。
で、写真集の予約プロジェクトをやってます。
予約してくれる人が増えれば、写真集の価格が下がる。
だから予約して!焼肉おごるから!
っていうことだと思う。

詳しくは
http://pub.ne.jp/akaaka/?entry_id=2270669
僕は、ムネマサから直接予約しました。
でも、だからってみんなに予約をすすめるつもりはありません。
だって写真集できてないからどんなのかわからないもの。

「ムネマサが写真集出すなら買うよ。」
っていう人は、予約するといいんじゃないかと思います。

写真展のテーマとコレクションフォトとワンパターン

写真展をするには、テーマを絞った作品が必要になる。
どうもこれが、特に写真学校の学生に大きな誤解を与えてしまっている。
テーマを絞るのはいいのだけれど、撮りためていくその写真、選んでいく作品が、どれも似通ってしまうのだ。
同じ日差し、同じアングル、似た被写体、結果としてどこから切っても同じ絵柄の出てくる、金太郎飴みたいな写真展のできあがりである。
「これ、一枚でよくね?」あなたも写真展会場で、同じ写真が2、30点並んでるのを見て、速足でぐるりと回って出てきたことがあるはずだ。
 
確かに、コレクションフォトと呼ばれるような、似た写真をそろえる方法は、写真展の審査を通すということが目標の場合には手っ取り早い。
審査員からすると、ある種の安心感もあるだろうし、なにより異論が入る余地が無いからだ。
 
そうして、素通りされる写真展ができあがる。 
 
様々なアプローチで、1つのテーマに攻め入る。
とまで行かなくても、見た目のバリエーションを持たせるのは見に来てくれる人へのサービスでもある。
 
よく、作品をまとめたりしているときに、
「長いこと自分の写真見てるから、麻痺してどれが良いのか分からなくなってきちゃった。」
なんてことを言う人がいるが、そういう場合は、「どの写真も良くない」が正解だ。
 
 
 

あとがき 
今回は、評論家っぽい感じに書いてみました、、、。
当然、特定の人物や写真展に向けて書いたものではありません。
太字とか使っちゃって、けっこう、ぽくかけたかも。

写真展の意味

とくに学生なんかは、「写真を撮ってるなら写真展やらなきゃ。」「写真展やるならここがいっぱい人がくる」とかの理由で、なんとなくやってる人がほとんど。

目的が明確じゃない場合が多いと思うんですよね。

実際は


・自分の写真をたくさんの人に見てもらいたい。
・写真展で評論家に認められたい
・カメラマンの仕事につなげたい
・写真家としてのブランドを保ちたい
・作品製作の区切りとして

など、いろいろとあるわけです。

だから、それに応じたやり方がそれぞれあるんですね。

自分の写真をたくさんの人に見てもらいたいという人の場合は、当然自分のサイトを持つべきだし、フリッカーとかも使うべき。雑誌にも持ち込んだり、他のウェブでも。
その媒体で見てもらうっていうのもあるし、写真展の宣伝っていう意味でも。

そして評論家の人に見に来てもらいたいなら、DMに工夫が必要。
評論家のひとたちには山ほどDMが届いてるはずだから、まずは目にとまらないといけない。
あと、評論家の人たちが来る会場っていうのもあるし。

カメラマンの仕事につなげる目的なら、写真展の内容自体もそれ用になるし、DMの送り先も違うし、サンキューレターも送らないといけない。

ちなみに写真展でサンキューレターが送られてくることはほとんどない。
それに比べ、イラストレーターさんの作品展では、サンキューレターが来る割合が多い。
イラストレーターさんの場合は、作品展事態が営業の一環としている人が多いっていうのも当然あるだろうけど、仕事につながればいいなと思ってる写真撮りでも、サンキューレターを送るっていう選択肢に気が付いてすら居ない人がほとんど。

あと、DMはイラストレーターさんのは、ポストカードみたいだから、そのまま部屋に飾ったりもできてお得。
写真展のDMでも、文字情報はなるべくっていうか全部裏にまわせば、ゴミ箱直行っていうのは減らせるはず。

仕事向けの写真展内容でなくても、仕事が欲しいなら、会場にはいろんなバリエーションのブックも置くべきだし、これまでの仕事や、ブックの写真をまとめた冊子も置いて、自由に持ち帰ってもらう。
サンキューレターと一緒に送った方が経費はかからないかも。

自分が会場にずっといるなら、それとなく芳名帳にしるしをつける(学生っぽいとか社会人っぽいとか、業界人っぽいとか)のも当然ありだし、それによって冊子を送るかどうかを振り分けたり。

会場にいないなら、名刺入れは当然置く。
なんなら冊子の欲しい人は名刺を入れてくださいっていうのもできる。

自分のサイトがあることもちゃんと知らせないといけないし、自分の名前で検索したら、1位に出るようにしておかないといけない。
当然独自ドメイン。ブログも写真付き日記みたいな感じのをやってた方が良いかも。



とかって長々書いてしまいましたが、これはどれも当たり前なんだけど、誰もやってない。

「カメラマン余裕」

これは、僕が吉祥寺のパルコの地下の本屋さんで、
大量に陳列されている雑誌を見て思ったことです。

こんなに本がたくさん出版されてて、しかもそのほとんどに写真がたくさん載ってるなあ。
しかもWEBとかの方が最近は多いだろうし、普通にやってればカメラマンが仕事に困ることはなさそうだなあ。

と、カメラマンをやっていない僕は、のんきにもそう思ったわけです。

でも、カメラマンやってる先輩に、そんな話をしたら、どうも近頃は、単価が下がっているとのこと。
まあ、仕事が減っているとは聞いてはいましたが、ギャラまで、、、。

でも、仕事に困ることがなさそうっていうのは思います。
ギャラがどうこうはわかりませんが。
あと、継続して仕事がくるかどうかとか、その後単価のいい仕事に移行していけるかとかもわかりません。

でも、ちゃんと戦略的にやればやってけると思います。
そして、戦略的にやってないカメラマンってけっこう多いと思うんですよね、、、。

だってそんなの専門学校ではまったく教わらなかったもの。

営業をいっさいしたことのないっていう先輩もいるくらい。

最近読書をしていると書きましたが、マーケティングの本なんかも読んでて、前から、カメラマンはマーケティングの勉強をすれば、仕事とか増やせるよなあって思ってたんです。

そして、最近読んだ本が、マーケティングを人生に取り入れる考え方っていうか、なんか読みやすくてわかりやすかったので、若手カメラマンの人がもしこのブログを読んでくれてたら、おすすめしようかと思ったわけです。

それがこの本。

白いネコは何をくれた?

中身を紹介すると、

「戦場」どこで、誰と戦っているのか?
「独自資源」自分は誰か? 自分らしさとは何か?
「強み・差別化」自分にしかできないことは何か?
「顧客」自分は誰と共にいたいのか?
「メッセージ」自分は誰だと世の中に宣言するのか?

っていう戦略を、ストーリーで教えてくれるんだけど、

特に三つの差別化軸のとことか、けっこういいかも。

手軽軸・商品軸・密着軸。
安い・速いの吉野家方式か、高い・高品質の高級レストランか、「いつもの」で料理が出てくる定食屋か。

広告カメラマンとかは、マーケティングとか取り入れてるんだろうけど、普通の若手雑誌カメラマンでちゃんと考えて取り入れてる人って、多分あんまり居ないと思うんですよね。