写真撮りあれこれ

写真を撮る人たちはとてもたくさんいます。本格的に写真を撮る人にはどんな人たちがいるのか、少し紹介してみます。
まず、職業カメラマン。仕事として写真を撮る人たちです。コマーシャル系、雑誌系、報道系と、いろいろあります。
コマーシャル系は、テレビCMのタレントのギャラが高いことからもなんとなく解るように、企業の節税的な意味もあるとか聞いた気もするんだけど、ようするにギャラが高いです。スタジオや、コマーシャルカメラマンのアシスタントを何年かやって、独立するのが普通の道のりです。コマーシャル系のカメラマンは、ラフスケッチなどを撮影前から書いたりして、クアイアントから求められる画というのを作り上げるのが仕事です。撮影の前からコントロールして思い通りの写真に仕上げます。
雑誌系はファイルを作って出版者に売り込みに行けば、何件か回れば仕事はもらえます。けれど最初は単価も安いし、社カメ(社員カメラマン)のように使われることも多いみたいです。年齢がどんどん上がれば、当然安いギャラでは頼みにくくなるもので、自分の個性や、人間関係をきちんと築いて行かないと、そのうちに仕事は無くなります。
報道系を職業カメラマンとしてもいいものかとか、この辺りはあまりよくわからないです。
写真作家というのもいます。職業カメラマンが「カメラマン」写真作家は「作家」と、カメラマンと作家は違うという意識が高いです。作家の人に「カメラマンですか?」と聞くと、「違います。」と言います。作家のことをフォトグラファーとも言ったりしますが、欧米ではカメラマンのことをフォトグラファー、作家のことはアーティストと呼びます。フォトグラファーを目指していると言ったら、なぜアーティストを目指さないんだ!と怒られたという話も聞いたことがあります。ようするに作家の人たちは、自分で考えて、自分の撮りたい写真を撮っています。なので普通はギャラなんてありません。撮りためて、納得の行くところで、ギャラリーなどで発表したり、写真集を出版したりします。僕も分類すると、この写真作家にあてはまります。
日本は作家ではまず食べて行けないので、他に仕事をしているケースが多いです。さっきの話とは矛盾するかもしれませんが、写真作家であり、職業カメラマンである場合がけっこう多いです。要するに、普段はカメラマンの仕事をしていて、休みには自分の作品を撮るという人です。コマーシャル系の人たちは、自分の中からコントロールして写真をつくる癖がついてしまっている場合が多く、個人的に作品を作る場合にも、予想外なものを作ることが苦手なのか、見てもなんだかコマーシャル写真にしか見えない場合が多いように思います。あとは、カメラマンではないけど、写真関係の仕事をしている作家もけっこう多いと思います。ラボで現像の仕事だとか、ギャラリーの受け付けだとか、カメラメーカーでけっこうの地位の人もいます。ラボなんかでは、現像、プリントし放題だったりとか、作家としての利点もけっこうあってそういう仕事をしていることも多いみたいです。詳しくは書きませんが、僕も写真関係の仕事をしている写真作家ということになります。専門学校などで講師をしている人もたくさんいますね。もちろん写真とはまったく関係の無い仕事をしながら、作家として作品と撮り続けている人もいます。ペンキ屋さん、不動産の営業、あと、有名写真作家でけっこう多いのが、アパート経営でしょうか。ようするに、裕福であればそれだけ自由に写真を撮る時間があるということでしょうか。親の財産を食いつぶすつもりで写真はやらなくてはならないだとか、写真をやっていくので一番大事なのは金があるかどうかだとかもよく言われる話です。有名なラルティーグという写真家も、ようするに昔の大金持ちであったからたくさんの写真が残せたのです。アパート経営は僕の夢のひとつでもあります。駐車場の方が儲かるのかな、、、。でも一番多いのはフリーターしながら写真展とかを目指すというのが一般的な作家志向の専門学校卒業生でしょうか。

最近はインターネットもあたり前になり、WEBで写真を発表する人も増えています。僕が始めたのが2000年くらいなんだけど、その当時は趣味の日常写真を載せる人はたくさん居ましたが、(僕が知らなかっただけかもしれませんが)なかなか写真撮りのサイトはみつかりませんでした。特にその当時は学生で、外へ刺激を探していた時期で、写真学校の学生でサイトをやっている人は居ないかと検索してみても、みつけたのはハヤシダタクロウくらいでした。学校の先生に、小林のりおという写真家が昔からサイトをやっているから見てみなさいと言われて、なんどか見に行ったことはあるのですが、ART BOWという文字は出て来るのですが、入り口がまったく解らなくて、2年間?くらいはTOPページしか見たことがありませんでした。そうこうしているうちに、WEB写真が盛り上がって来たらしく、学生を中心に写真サイトが増えたように思います。当時はデジカメで撮ったのをすぐにWEBに載せるのが流行っていて、みんな競うようにこぞってノーファインダーっぽいコンパクトデジカメで撮った写真をアップしては消すというようなことに熱中しているようでした。Y島さんにWEBを見せると、「全部おんなしじゃねえかよ」としきりに言っていたのを思い出します。あと、ヒヨシの写真学校系の写メールでサイトを更新するというのもありましたね。学生というのは、今考えてもやはり時間がたくさんあるもので、当然卒業、就職などでみんな時間が無くなったのか、WEBサイトの更新も途絶えて行きました。
でも当然いつの時にも学生はいます。今はブログが大流行りで、気軽にサイトが作れます。僕が昔に推薦受験でみごとに落ちた工芸大の学生など、多くの人たちがブログやサイトを持っています。ミクシィっていうのも流行っているらしいけれど、僕は見たことないので解りません。僕は渋谷の写真学校の出身なんだけど、そういえば渋谷出身のサイトってほとんど見ないなあ。あるのかなあ。

っていうことで、ようするにこれからはパソコンが得意というのが写真撮りの標準になってくるわけで、作家志向の写真学校卒業生は、自由な時間と、お金の両立をどうやって計って行くかっていうのが大事になると思うんだけど、そこでみんながチョイスするのが、今盛り上がって来ているデイトレートに間違い無い。
もちろん僕もデイトレードを始めようと本気で思っています。

うちの親父はハムスターかウサギを飼おうと本気で思っています。