作品作りの基本

世界のナベアツの歌が頭からはなれない田村です。


  1. フォーマットについて

なんとなくでも、撮りたいものが決まったら、フォーマットを考えてみましょう。
35で撮るのかブローニーなのかシノゴなのかバイテンなのか。
カラーなのかモノクロなのか、デジカメなのか。
昔は写真家はとりあえず35モノクロバライタで。
ジッツォでライカでフォコマート。トライでD76。
みたいなノリがあったんだけど、
今はモノクロってもう特殊だから、モノクロで作品つくるなら、プリントがスーパー上手く無いとあんまり意味がないかも。
逆にあえてモノクロでっていうなら、ブックマット額装で、トラディショナルな展示にして、中身で勝負!っていう風にする方がいいかも。
特にこだわりがないなら、今持ってるカメラでカラーで撮ればいいし。
そういえば小林のりおさんは、撮影後に手を加えるのが嫌だから、郊外のやつとはかポジで撮ってたって何かで聞いたような気もする。
デジカメも撮って終わりだから同じみたいな。
まああとはどのくらい大きく伸ばすかによってももちろんフォーマットを選ばなきゃいけないけど。
ISOも。


  1. 何度も撮りに行け

特に場所を撮った作品なんかだと思うんだけど、それ本当にベスト?って。
その天気でいいのか。そこに光があたってていいのか、そこが陰になってていいのか。


  1. 無理やり数を増やさない

何枚か良い写真が撮れると、それで写真展をやりたいとかって思うんだけど、写真展は最低20枚は必要だっていう固定観念があって、今ある中から無理矢理20枚選んじゃったり、簡単に撮れるのをプラスしてっちゃったりしがち。
そうじゃなくて、何枚かの良い写真と肩を並べる写真を増やして行けば、もっと良いのも出て来たりして、結果的に全体のレベルもあがる。
最初の何枚かがエースになるよりも。
まあでもそれだと何年とかって時間がかかるから、レベル押さえて早くやるっていうのも最初はありなのかもしれないけど。


あー写真を撮りたい気持ちをぐっと抑えてます。
そろそろ洗濯物かわいたかな。

写真学校

もう写真の学校へいく人は、どこ行くか決めちゃったと思うけど、一応僕のおすすめするのは、大学です。
造形大とか工芸大とかムサビとか?日大もか。九州産業大学とか。
理由は、いろんな人がいるから。
写真だけじゃなくて、いろいろ体験できるのはいいことだと思います。
あと、これからは大学に行きたい人は行けるみたいな感じに人数的になっていくっぽいっていう噂だから、大学行っておいたほうがつぶしが効くっていうのもあるし。
専門学校に行くっていう場合でも、2年じゃあ短いと思うから、3年とかのに行くとか、卒業してからもしばらく働かないで写真やるとか、そういうのがいいと思う。
専門学校の場合には、東京近辺では、日本写真芸術専門学校がいいっていうか、そこくらいしかもう持ちそうなのは無さそうっていうもっぱらの噂。
まあバンタンは潰れないだろうけど、カルチャースクールっぽいし。
どっかは生徒6人とかっていつか聞いたけどなあ。
まあでも基本的に、どこの学校に行くかは、納得の行く写真が撮れるかどうかとはほとんど関係ないと思います。
他の学校の授業とか受けた方がいいとは思うけど。
大学だとオープンカレッジとかあるし、他の学校の授業も、直接先生にメールとかすれば行けるんじゃないかなあ。

ストックフォト

「写真家 収入」で検索してくる人が意外に多いので、ストックフォトについて少し。
写真家としての収入っていうと、作品が売れたり、雑誌に載ったり、写真集が売れたりっていうのくらいしか無いと思うんだけど、例えば個展が決まったら、アサヒカメラの裏に書いてある電話番号に電話して、「今度写真展やるのですが、写真を見ていただけないでしょうか?」と言いましょう。
「作品を載せてくれ」という意味に受け取ってくれます。
そして見せに行くと、作品を預けることになります。
そして会議を経て、作品が掲載されるか決まります。
写真展の開催される三ヶ月前には持ち込んだ方がいいです。
でも写真展が終っちゃってからも掲載されないことも無いようですが。
アサヒカメラが駄目でも、日本カメラに電話してみましょう。
あとは、デジカメだったらデジタルカメラマガジンとか。
お洒落な写真だったらスタジオボイスとか。
自分の好きな雑誌に写真を持って行ってみましょう。


あ、ストックフォトの話だった。
ストックフォトっていうのは、写真を預けておいて、使いたい人が使用料を払って使って、預けてた人はお金をもらうっていう仕組みで、僕の知ってる人はポジを預けておくだけで、年間100万円近くは入ってくるみたいなことを言ってた気がします。
でもちょいちょい入れ替えたりするのも大事らしく、ちゃんとやろうとしたらけっこう大変らしいですが。
作曲者がカラオケで印税が毎年入ってくるような感じ?
まあでもやっぱり商業的な写真が売れるのであって、写真家としての収入とはちがうんだけど。
そして今はやっぱりデジタルの時代。
面白いストックフォトサービスがあります。
http://pixta.jp/
と思ったらクリエーターインタビューに大和田さんだ。
写真がうまくて、商業的なのが撮れるとか、カメラマンでいろんなとこに行ってハネポジ的なのがいっぱいあるとかいう人は、クリエーター登録しておけば、いくらかは稼げるかも。
それよりも海外のストックフォトに登録して、日本っぽい写真をガンガンアップすればけっこう稼げると思う。
でもpixtaで面白いと思ったのは、フォトリクエスト。
こんな写真がいくらで欲しい!っていうリクエストにクリエーターが答えて、選ばれたらお金がもらえる。
5万円以上のとかけっこうあって、自信のある人は週刊誌とかでカメラマンやるより効率いいかも。
例えば、「残業をイメージする写真」↓
http://pixta.jp/request/requestendlist/?rm=photo&req_no=114
この中から選ばれたら2万円。
良いのがなければ選ばれないらしいけど。
でもちょっと見てみたら、応募数が多いのでも数人がたくさん応募してるだけだったりで、けっこう狙い目かもなあ。
例えば雑誌とか、締め切りが近そうだったり、必要度が高そうだったら、誰も選ばないっていうのはほとんど無いだろうから、うまい人が本気でやればかなりの確立でゲットできそう。


これはぜひみんなに教えようっと。