東京都写真美術館へ行ってきました。

木金は20時までなんですね。便利。「写真はものの見方をどのように変えてきたか1、誕生」と、「小林伸一郎写真展」と、「スペイン現代写真家10人展」がやっていて、全部一緒にチケット買った方がお得ということで、とりあえず三つとも券を購入。
まずは小林伸一郎さん。入って、まず、「くさっ!」何の匂いかしらないけど、多分壁の塗料とか?くさいの。写真は、見るとなんだかぼやぼやしてて、何だろうと思って近くでみたらカクカクしてた。ラムダって大きいのでたまにそういうの見るけどなんだろう。100%で出して無いからかな。写真はなんか仕事写真って感じで普通で、これで700円は無いよななんて思いながら、やっぱり軍艦島は面白いなあと出口の写真集を見て思いました。
次は写真は〜変えてきたか1。これが予想外に僕の興味をそそり、非常に楽しめました。ダゲレオタイプとかは、引き延ばしという概念以前の写真なので、非常に綺麗。大きい写真でも、ベタとかだし、粒子とかゼロ。ダイレクトプロセスの写真は、そのガラスなどの向こうに、その写ってる人が実際にいたんだと感じられ、ぐっと来た。上野彦馬の侍がまげを落として刀を捨てる前後の2枚組には、もうぐっと来すぎ。バヤールの水死体の写真にはもう感動。このコレクション展は4部まであるのだけれど、全部見たいかも。だったら友の会入ったらよかったな。これで時間を取りすぎ、スペインはまた今度。

写真というものが無かった時に、急に写真が現れて、その当時の人々の興奮とか、驚きとか、そんなのを考えるともうなんていうかたまらない。楽しくってしょうがなかったろうなと思う。うやらましい。