じいちゃん一周忌

突然福島に行って来ました。
2日に法務局に電話すると、福島の土地の登記が済んでいるとうので、そのうち受け取りに行かなくてはならなかったのですが、福島のじいちゃんの一周忌もそろそろだろうと思って聞いてみたら次の日(3日)だというので、即決してその日のうちに福島に行ったわけです。本当は叔父、叔母の二人だけで誰も呼ばずにやるようでしたが、どうせ福島に行くのならと、お邪魔した次第です。
我ながら自分には即決力というものがあるなあと思った次第です。
一度家に戻り、兄貴にもらったスーツを着てみると、穴だらけ。兄貴が、「これあげる。」と部屋に掛けたままにずっとしてあったので、蟲に喰われたのですが、まったく気にしません。気にしない正確でよかったなあと思いながら、血迷ってグリーン車で福島駅に着くと、いつものとおりに叔父さんが迎えに来てくれました。猫の餌など買いながらおばあちゃんち(まあ叔父さんちっていうか本当は叔母さんちっていうかなんだろうけど、子供の頃の夏休みは全てそこで過ごしていて、その頃からおばあちゃんちって言っていたのです。別にじいちゃんもその頃生きてたんだけどなんだかおばあちゃんちって言ってたわけで。)に着いて、晩ご飯。僕がいくらが好きだからと、いつも買って来てくれます。食べろ食べろと、どんどんすすめられて、ばあちゃんがいつも「食わっせ、食わっせ」と言っていたのを思い出しました。ボクシングの判定にああだこおだと言ったりしながら、にぎやかな家庭の食事というものを味わい、とても楽しい晩ご飯でした。その夜は、とても不思議な夢を見ました。甲殻機動隊みたいなエヴァみたいななんていうかまあもう忘れたけど。
そして3日はお寺に行って、じいちゃんの一周忌。お坊さんは頭のいい人で、いろいろと為になる話や、近所の話とか聞いたけど忘れました。そして家でお昼を食べて、叔母に法務局に連れて行ってもらって、不動産の登記情報識別番号だっけか、の通知を受け取って、っていうかただ受け取るだけなのにわざわざ来なきゃいけないっていうのもどうにかしてもらいたいなあ、申請は郵送でいいんだから、郵送は無理にしても、せめて地元の法務局に取りに行けばいいようにしてもらいたいなあ。なんて思いながら、お目当ての桃を探す。とはいえ、梅雨がやっと明けたばかりで、桃はまずいらしい。天気がいくらか続けば甘くなるだろうっていうことだけど。ということで、一番うまいという「あかつき」はまた今度にして、「暁星」だっけか、を4個380円で買いました。香りはいいです。で、ソバ屋さんに行くと、とてもかわいい子供がお店に居て、色白でとてもかわいらしいです。お店の人の孫らしいのだけれど、お母さんが妊娠中で長いこと入院しているらしく、午前中は病室に居て、午後はお店で良い子にしているようでした。「なんちゃらの社長」という人を毎日待っていて、コップにお茶と氷を入れて、だれにも触らせずに社長を待っているのだけれど、ただ氷が溶けてしまうという日が続いていたそうですが、その日は「なんちゃらの社長が来るの。」と、とても嬉しそうで、その日はついに社長が久し振りに来ました。そして仲良く、2人でご飯を食べに行きました。ちなみに社長とは親戚でもなんでもないそのへんのおっちゃんのようでしたが、自分に子供がいないので、小さい子がとても好きで仲良くしていたそうです。東京ではあんな3才にもならないような子を他人がどこかに連れて行ったら、おおごとになってしまうんだろうなあと思った次第です。
と、叔母にあちこち連れてもらって、楽しかったです。亡くなった母や、おばあちゃんや、おじいちゃんの僕の知らない話を聞くのはとても好きです。母の作った粘土の人形を一つもらって帰りました。そうだ父と母の夢の土地も見に行きました。これからは他の人のものになってしまいますが、また他の人の夢を育てて行くのでしょう。